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FRESH RECORDS vol.1 Lisei Kitano

才能が芽吹く前の若者達を発掘しご紹介していく、新たな試みとして始まった本企画。記念すべき第1回目はフリーランスモデルとして徐々にファッションシーンへの露出が増えている北野莉聖さん。学生時代に学んだデザインに対する造詣とモデル経験を基盤に撮影当日も様々な表情を見せてくれました。2021年より、本格的にモデル活動を始めると話す彼女の新たな挑戦は正に始まったばかり。若き才能溢れるクリエイター達の作り上げたファッションストーリーをぜひご覧下さい!

Photo_Minori Nakada[IMAGE]
Stylist_Kana Tanaka
Hair&Make_Hitomi Matsuno
Model_Lisei Kitano

北野莉聖 @sheshelise

1999年4月29日生まれ、福井県出身。
桑沢デザイン研究所へ進学し、ファッションデザイン科卒業。在学時に友人の作品のモデルを担う事が多くなりモデルに興味を持つ。2021年より本格的にフリーランスとしてモデル活動を開始。趣味は下町のリサイクルショップや赤提灯系居酒屋を巡ること。

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「東京から発信する時代は終わり」大久保 聡志のスタイルとこの先

さまざまな体験・体感コンテンツが充実し、訪れるたびに新しい発見を得ることができるThe Camp FREAK’S STOREで、今ライフスタイルのひとつとして大きな注目を集めているSNOW SURFカルチャーに触れることができるイベント『GOOD KARMA -SNOW STREAM-』が1月30日(土)〜2月7日(日)の期間で開催される。〈GOOD KARMA〉を主催する大久保 聡志氏が展開するブランドショップ〈CAPTAINS HELM〉の前に到着すると、渋いアメ車を眺めながら数人で会話を楽しんでいた。店内に併設している〈HAUNT COFFEE STAND〉の美味しいコーヒーで一呼吸置いてから、大久保氏の生い立ちから人生の遊び方、今後の活動について話を伺った。


Text_Yuta Sasaki





―まずは幼少期に遡って話を聞かせてください。

うちの母ちゃんの地元が東京・池袋なんですけど、母ちゃんの男兄弟が何人かいて僕の伯父さんにあたる男家族、そして例外なく自分の親もサーフィン、スケートボード、スノーボード、キャンプ、ゴルフ、フィッシング、バイクといった男の子がやりそうなものは全部やってたんです。みんな同じような遊びをしていたので週末になると家族でそういう遊びに出かけるってことが恒例でした。自分がまだ1〜2歳ぐらいの頃の写真を見返してみると、スケートボードに乗っていたり釣竿を持っていたりする姿が結構あります。ゴールデンウィークになると千葉にサーフィン合宿に行き、お盆の時期になると新島で10日間過ごしたり、毎週末キャンプや釣りなどに行くっていう生活のルーティーンを経てきているので、いま自分がやっていることは全然特別なことではないんです。

単純に子供の頃から続けてきた遊びがそのまま大人になった現在でも続いているという感じですね。自分のブランド〈CAPTAINS HELM(キャプテンズヘルム)〉から発信している遊びは、僕が子供の頃からずっとやってきた遊びなんですよね。「趣味が多いよね」とか、色々なことが出来てすごいねってよく言われるんですけど、俺からしてみたらそれが当たり前のことで。

―周りの人間からしたらある意味異端な存在だったんですね。

中学・高校生の時期はたくさん遊びを知っていたお陰で男女共にモテました。友達同士でサーフィン行こうよってなった時、すでに教えたり出来たし、高校に上がってキャンプしてみたいって誰かが言ったら、道具も持ってて、パパッとテントを張れたり。そういう周りの子が持っていないスキルが自然と備わってたのでそういう部分でもモテてたと思います。今自分は37歳なんですが、この歳になってやっぱり感じることがあるんです。20代前半の子がお店でバイトしたり、後輩たちがコーヒーを飲みに来てくれたりするのを見ていて、みんなもっと外遊びした方がいいのになって。だから最近は積極的に外遊びの面白さを話したり、実際連れて行ったりして、その魅力を伝えています。

―聡志さんとファッションの出会いを教えてください。

どの時代も変わらないと思いますが、男の子が最初に洋服を買い始める理由って単純に女の子にモテたいからじゃないですか。子供が古着屋に通い始めてLevi’sとLeeの違い、Wranglerって何?赤ミミって何?といったことを経て知識をアップデートしていき洋服というものが自分のライフスタイルのひとつになるというか。自分もそれは同じです。
ただ親がサーファーだった分、70年代〜80年代のカリフォルニアのサーフやスケートファッションは大きな影響を受けました。当時はよく親のOPとかHANG TEN、VANSとか借りパクしていました。20才くらいでロードトリップしたカリフォルニアで、LAで見たスケーター、サンディエゴで見たサーファー、サンフランシスコで見たアーティスト、それぞれに大きな衝撃を受けたことがいまのベースにもなっています。

今店の外にいるロン毛のおじさんがいるでしょ?タケシさんっていう初期のFREAK’S STOREにいたカリスマ中のカリスマな存在で。ああいう先輩達から、自分達も東京カルチャーをしっかり継承して次世代に残していかないといけないと思ってて。いまは時代も進化してるし、情報量も多い。当時のカルチャーやファッションをそのまま焼き回して打ち出すのではなく、自分たちなりのフィルターを通して外遊びだったり今のライフスタイルをちゃんと付随させて見せていきたい。だからファッションも遊びも大好きでっていう部分を俺たちが本当に楽しんでいるのを極力映像に残してるんです。それを観て「うわっ!ヤバい!格好良いじゃん!」って思ってくれる若い子が1人でも増えて、遊び、服、車っていう東京カルチャーに対して繋がっていく流れを作れたら良いなと思っています。

―今ハマっている遊びを教えてください。

僕が今いちばんハマっている遊びのひとつがバスフィッシングです。子供の頃もやっていたんですが大人になってやってみると道具が格好良いんですよね。なんと言っても相手が生き物だから“絶対”がないんですよ。それに自分がCaptains Helmのアパレルをデザインしているのでフィッシングに着る服で欲しいものが売っていなかったら作ればいいんです。それで作ってみると、釣りをやっていた周りのやつからコレ良いじゃん!って反応がもらえたりするんですよ。

―自分で好きな物を作って発信していけるのは強みですね。

これはキャンプ、サーフィン、スノーボードにも共通して言えることなんですが、僕たちが作っている服に周りの人が共鳴してくれているのは、遊ぶ現場に行く時の為、使う為に自分でここはこうした方がいいなとか思ってアップデートしていきながら作っているものだからだと思っています。自分は千葉出身のサーファーでもなく、群馬出身のスノーボーダーでもない。東京がベースで海や山に遊びに行かせてもらってる立場で、また東京に帰ってくる。ということはそのまま車のまま渋谷に行ったり原宿に来たりすることは当然じゃないですか。そうなると海や山に行く格好自体が都内でも普通に着ていてもおかしくないものじゃないと、わざわざ着替えないといけなくなるんですよ。そういった感覚がリンクして今の形になっているので、アウトドア過ぎないデザインだったりが共感してもらえてると思います。

―〈GOOD KARMA〉はどうやって生まれたんですか?

HELMブランド単体から発信していくのが勿体無いなと思ったんです。だから友達を巻き込んで、イベントだったり動き的な部分を強化して今年から始動させた〈GOOD KARMA(グッドカルマ)〉というイベント名というか、自分たちの動きに名前を付けた感じですね。コロナによって世の中の流れが変わって、会食やクラブで遊んだりっていうのではなく、皆アウトドアに興味を持ってシフトしているんです。GOOD KARMAの1発目を開催する〈The Camp FREAK’S STORE〉は、FREAK’S STORE古河店とOrange Outdoor Shopをくっつけて新たなアウトドアスタイルを発信できる良いお店だなと思ってます。都内のゴチャゴチャしたタイトな場所で買い物するってことは今まで皆やってきたことですが、都内に住んでる奴が半日・1日使って行けばいいじゃないですか。車が停められて、ゆっくりコーヒーを飲みながら買い物が楽しめる最高な状況を作っているから、FREAK’S STOREがやっていることは正直イケてるなと思いますね。

―スノーサーフという新しいスタイルを提案していますがどのようなものなんでしょうか?

スノーボードにも細分化したスタイルがいくつかありますが、言葉のままで雪山でサーフィンの感覚を楽しむものです。自分の気持ちいいラインを描きながらクルージングしていき、地形を使って雪山でサーフィンをする“スノーサーフ”っていうカテゴライズなんですよね。ここ数年自分もどっぷりハマってて楽しませてもらっています。横ノリの感覚が好きな人は絶対好きだと思います。世界的にも注目されている〈GENTEMSTICK〉がこのカルチャーを牽引しています。雪山でこの板を乗っている人も皆ハードコアでカッコいいですよ。

―今回のポップアップではどんなことを伝えていきたいですか?

はっきり言ってモノが売れなくてもいいんです。古河に来る人達の目に、こんな形の板があるんだ!これは一体何なの?って感覚を植え付けられたらいいなと思っています。面白くて格好いい先輩達が作ってきた遊びや、アウトドアもファッショに付随するカルチャーも数珠つなぎに皆に伝えていく役割にならないといけないなと思っています。こんな言い方は変かもしれないけど、正直うちのブランドが売れるか売れないかはどっちでもいいんです。それよりも、これは大切だよねって部分を皆に伝えていかないといけないし、先輩たちがみなツッパってここまでやってきたのに、俺らがサボっちゃったら超ダサいので、そこは同世代に伝えていきたいですね。だから仲間や協力者をどんどん集めてやってるんです。

―今後のファッションについてはどうお考えですか?

先輩達が作ってきた東京カルチャーにリスペクトを持ちながら、ファッションとしてもライフスタイルとしても再提案する日が来ると思っていて。 洋服としての実用性、リアルさも重要になってくると思います。 コロナによってファッションだけを追い求めすぎていた状況からリセットされて、新しい2021年を作っていく上でファッションはもちろん前提にはあるけど、もうちょっと深掘りしたライフスタイルだったり家族で過ごしたりっていう時間的なクリエイションをセットで提案していかないと洋服的な価値が薄れていってしまうと思っています。

―〈GOOD KARMA〉の今後の予定を教えてください。

東京からだけ何かを発信するのはもう時代遅れかなと思います。カルチャーも、本物も、日本全国に散らばっていて。そこをしっかりフォーカスして、GOOD KARMAは全部東京以外の場所から発信したいと思っています。それが古河、和歌山、千葉、その後も続けて行く予定です。次の冬には北海道/ニセコでやれたら面白いと思ってます。それが自分たちの目標としているところであり、それが2021年の自分たちとしてのカルチャーの新しい見せ方かなと。全国の先人たちが作ってきた格好いいことを俺たちが継承してどう発信するのか?猿真似じゃなくやる方法が自分的にはこれかなと思っています。サーフィンもスケートボードもスノ―ボードもそれぞれ波やライン、フロウがあるじゃないですか。人生も同じで焦ることなくコロナの波に乗ればいいし、時代の進化をキャッチしてその時のフロウで一番格好いいスタイルで楽しさを求めていかないといけないですね。

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KENDAI 独自の解釈で施す「布への入れ墨」

刺繍は「布の入れ墨」という解釈のもと、古くからの手刺繍スタイルで独自の世界観を作り出している刺繍アーティスト、KENDAIの2人。先日、The Camp FREAK’S STOREにてPOPUP EVENTも開催した彼らが、刺繍に興味を持ち始めたきっかけやこれからの話を聞いた。

気づいたら2人とも手刺繍の世界にどっぷりでした

−そもそもなぜ刺繍の世界に?

KENTA:もともとスカジャンやベトジャンがずっと好きで、そこから自然と刺繍にも興味を持ちました。それまでは2人とも別々にパタンナーの仕事をしていたんですけど、それを辞めて本格的に手刺繍を始めたのが3年ほど前ですね。

−刺繍の技術はどのように習得したんですか?

KENTA:最初の頃は自分の仕事もしながら、終わった後に夜ひたすら練習の繰り返し。当時の作品は今見ると恥ずかしいですが(笑)。

−お二人で活動をされているんですよね。

KENTA:もともと昔から趣味なども共有するタイプ、気づいたら2人とも手刺繍の世界にどっぷりでした。基本的には今でもそうなんですけど、ダイチがデザインを上げて、僕が刺繍をしてっていうのがベースの流れです。

あまり縛りを設けすぎないようにして、作りたいものを自由に取り入れている

−KENDAIというブランド名はどこから?

DAICHI:僕らの名前からとりました。昔から友達に“ケンダイ”と呼ばれていたので、結局これが一番しっくりくるよねと。

−作品の題材はどのように決めているんですか?

DAICHI:モチーフにしている題材は、やっぱりタトゥーや刺青の絵柄が多いんですけど、そこに自分たちなりのエッセンスを少しずつ加えていけたらなと思ってます。

DAICHI:僕らが双子なので、例えば顔が2つあるような作品だったりも多いですね。あまり縛りを設けすぎないようにして、作りたいものを自由に取り入れていくようにしています。

−今後はどういった活動をしていく予定ですか?

KENTA:映画の衣装製作などの依頼もあります。また、これまでのアーカイヴを集めた手刺繍作品の個展を開催して、刺繍を1つの作品として見てもらえるようになりたいですね。

 

KENDAI

HAND EMBROIDARY BROTHERS

@kendai_k

 
 
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モデル 畠山千明、そのエネルギーの行方とは

モデル/母親/アクセサリーデザイナー、トレードマークは坊主。国内外のファッション誌やショーを賑わすモデルでありながら、5歳の娘を持つママという顔をあわせ持つ畠山千明が最近始めたビーズアクセサリー「chiaki no bi-zu」が密かに注目を集めていることはご存知だろうか? デイトナ・インターナショナルが今年8月にオープンしたサスティナブル、アート、ファッションにフォーカスするコンセプトストアFirsthand RAYARD MIYASHITA PARKにて、「chiaki no bi-zu」のポップアップを開催。「身近なところから少しでも何かできないか?」という思いから、売り上げは国内の動物保護団体や、子供を守る団体へ寄付している彼女の新たな試みをより多くの人に知ってもらうべくインタビューを敢行。一児の母親として、表現者として、そしてひとりの女性として力強く生きる彼女の信念に迫る。 —今日もお仕事をひとつこなしてから来てくださったとのこと。本当にエネルギッシュですよね。

生きる力が強いって、よく言われます。旦那さんの結婚の決め手もそこだったらしく(笑)。結婚して7年目になりますが、付き合って10ヶ月ほどで結婚しました。共通点は全くなかったんですけど、一目惚れして、人づてで紹介してもらいました。彼とは結婚しか考えられなかったので、付き合ってないのに家を借りて、初めて上京しました。当時、私は22歳で、彼は23歳。求婚したんですけど、断られてしまい。当時の自分の勢いには、正直ひきます(笑)。この話を他の人にすると、ほとんどの場合はひかれてしまうんですけど、糧にしてくれる人もいるみたいです。マネージャーにキム・カーダシアン並みって言われるほど、メンタルが本当に強いんですよ。ただ、今も夫婦仲がいいのは、旦那さんが優しいから。ケンカは年に2回ぐらいで、ほとんどしません。

—そういう両親を持っていると、お子さんも天真爛漫に育ちそうですね。

めちゃくちゃ天真爛漫です(笑)。ただ、大人子供関係なく、厳しくしなければいけないところはきちんと叱ります。うちでは他人のことをとやかく言うことはタブーです。あの人が変だとか、可愛くない、とか言ったら、ゲンコツです(笑)。娘は黒髪で、私は茶髪、旦那さんは金髪。人それぞれなので、娘だからとやかく言っていいわけじゃない。そのかわり、娘の権限も尊重しています。色や柄も自由に選ばせていて、女の子だからピンク、なんて言いません。その甲斐あってか、哲学的な子供に育ってます。 —娘さんはご両親の仕事についてどう考えているんでしょう?

リスペクトしてくれているみたいです。私の場合、娘を現場に連れて行かないっていうマイルールがあって、親の仕事を押し付けたくないっていう気持ちもあるんですけど。娘はポージングが得意で、chiaki no bi-zu のビジュアルにも出演しています。

—ビーズアクセサリー作りは趣味で始められたそうですね。母親業に加えて、変則的なモデル業の中で、趣味の時間を見つけられていることがすごい。

きっかけは、旦那さん。美容業界誌のために70sっぽいネックレスを探していて、お店に買いに行ったら結構高かったので、自分で作ってみたら意外と好評で。昔から器用だったこともあって、ビーズアクセサリー作りの楽しさに気づきました。 —確かに器用そうですよね。

そうなんですよ(笑)。ビーズアクセサリーを作り始めたら、自分が案外上手なことに気づきました。もともと趣味がなかったんですけど、暇だとSNSばかり見てしまうのがイヤで。ビーズを作ってる時は集中できますし、良いSNSデットクスになっています。娘用のビーズキットもあるので、一緒に作れば、家族の時間にもなりますし。

ー家族とのコミュニケーションのひとつでもあったんですね。新型コロナウィルスの影響でおうち時間も増えたと思いますが、何か変化はありましたか?

ありました。子供を産んでから、モデルになって、ずっと突っ走ってきたので。自粛期間中、自分が子供と全然向き合えていなかったことに気づきました。それまでは、1日を何事も終えることに精一杯でした。おうち時間では、娘とずっと一緒に過ごすことができたのが嬉しかったですね。 —新型コロナウィルス自体は喜ぶべきものではありませんが、忙しかった人にとっては、生活を見直すいい機会なったかもしれませんよね。

私たちにとっては良い面もありました。物事をネガティブな面だけで捉えてしまうと、ただ蝕まれてしまいますよね。どんなに怖くても、不安でも、娘と過ごす時間はかけがえのない時間なので。ビーズアクセサリー作りもそうですし、普段できないことをやってみました。フェルトを買ってきて、ドレスを作ってみたり。

—ビーズアクセサリーは自粛明けから販売を始められたそうですね。もとより売り上げは募金するつもりだったんでしょうか?

そうです。もともと幼児教育科を専攻していて、子供のためになることがしたいと思っていました。活動家みたいに思われるのはイヤなんですけど。10代の頃からそういう思いがあって、保育士の資格を取りました。虐待されている子供をサポートしたかったんですけど、10代の自分は傷ついた子供たちに生半可な気持ちで接することができなくて、保育士の道は諦めました。今、娘ができて、子供たちが元気になることをしたいという思いが強くなりました。 ー動物愛護団体にも寄付されていますよね。

実家で保護犬を2匹、保護猫を1匹飼っていて、動物保護にも興味がありました。ただ、そういう活動には時間がかかりますし、現状100パーセント取り組むことが難しいので、募金という道を選びました。お金があれば、何かの足しになるので。もともとビーズアクセサリー作りは趣味で始めたんですけど、友人にあげていたら、勿体ないから販売したほうが良いよ、と勧められました。ただ、趣味のままでいたかったので、利益を自分のものにするのは違うなと思っていて。チャリティにしたら、自分も、買った人も、寄付先も全員ハッピーになると思って、寄付することにしました。今回のポップアップもチャリティにしました。 —自粛期間中は、寄付の呼びかけも盛んに行われていたように思います。いざ寄付しようと思うと、寄付先について調べなきゃいけないことが多くて、意外と難しいということに気づきました。

寄付先はすべて変えています。ひとつの団体に偏るより、色々な人や考え方があることを考えて、一回一回変えていくことを決めました。動物愛護団体は特に難しいですよね。信用に足りる団体かどうか、きちんと調べないといけないので。私は動物を保護している団体にしか寄付していません。 —今回、ビーズアクセサリーを公式の場で販売するのは初めてだったとお伺いしました。

スピード感がはやくて、10月頭に話しをして、10月末にはポップアップを開催しました。途中で品薄になってしまったので、追加でアクセサリーも作りました。時間がある時には、なるべく店頭に立つようにしていました。やっぱり直接手に取ってもらえるのは嬉しいですね。

—オンラインだとお客さんの顔を見ることができませもんね。

古着屋さんで働いていた頃は、身近な存在だったと思うんですけど、モデルを始めてからなかなか直接会うことができなくなってしまって。ただ、私自身は何も変わっていないので、昔以前働いていた古着屋さんに来てくれていたお客さんにも会えたりして、感慨深かったです。知っている人や今回初めて来てくれた人に会えることが嬉しかったです。奥さんへのプレゼントに買っていかれる男性の方もいて、ユニセックスで作っているので、買う人が選んでくれることにも面白さを感じました。 —畠山さんのビーズアクセサリーは、ご本人のエネルギーが伝ってきます。感覚的に作っているんでしょうか?

そうですね。ファッションも、ひとつアイテムを決めてからコーディネートすることが多いので。ビーズもこれって決めたものに合わせて作っているので、ひとつひとつテイストが違うんです。作ってみたら、70sや50sっぽかったり、自分が普段ファッションでできていないことがビーズだと落とし込めるので、ストレス発散にもなっています。 —今後も可能性が広がりそうですね。

そうですね。最近だとミュージックビデオへの衣装提供のオファーがあったりして、驚いてます。実は12月、1月に渋谷区の学童保育でビーズのワークショップを予定してます。12月は先着順で好きなようにビーズアクセサリーを作ってもらって、子供達の感性が磨かれるような機会になればいいなと思っています。1月に関しては予約制で、作ったものがどうやってマーケットに出されて、売れたものが寄付されるのかという寄付について考える会を予定しています。ビーズアクセサリー作りを通して、子供達がよりハッピーになる活動をしたいと思っています。 今後はコラボレーションだったり、東京以外の場所でもポップアップしたいですね。ぜひ楽しみにしていてください。    

Text_Manaha Hosoda

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Artist Program -#07 NOPPO s**tkingz-

様々なアーティストをフックアップし、フリークス ストア独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第7回目は静と動を兼ね備えた緩急のあるダンススタイルに、ダンス業界内のファンも多いs**tkingzのNOPPOが登場。 ーコラボするにあたり、フリークス ストアにはどのようなイメージがありましたか? フリークス ストアさんは渋谷のお店によく行くのですが、他のお店とくらべて雰囲気が良くてとても入りやすいですね。個人的にもお世話になっております(笑)。 ー今回のイラストのテーマやイメージはありますか?

こういったコラボは自分自身初で、自分らしくその瞬間を楽しんでいこうぜ!という思いと、好きなものを信じろ!という思いを込めて今回の作品を制作しました。

NOPPO × FREAK’S STORE 別注 バックプリント ロングスリーブTEE   ー様々なアイディアはどこから生まれますか?

チャップリンやミスタービーンが好きでそこからの影響は大きいです。これとこれをまぜたら面白いなー、このシチュエーションないなー、などと想像しながらまずメモして、それを実際に描いていくという流れが多いですね。

NOPPO × FREAK’S STORE 別注 バックプリント プルオーバー パーカー   ー作品を制作する際、特に気をつけていることなどはありますか?

完璧になりすぎない事ですかね。自分の作品の中で、やりたい事を詰め込みすぎて何を見せたいのかわからない作品になるのは嫌なので、引き算やいい感じの荒さみたいなものは意識しているつもりです。

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

面白そうなアプリだったり、色んな海外のアプリを探すのにハマっています。カメラアプリで文字が浮かび上がったり、キャラクターアニメーションが出てきたりするものを特に最近使っていますね。

ーこの自粛期間を過ごす中で、何か変化などありましたか?

自分の絵を使いながらどう楽しんでもらえるか、考えるようになりました。また、自炊するようになったということもあり、健康の大事さを知りましたね。

ー今後どんな活動をしていく予定ですか?

まだ内緒です(笑)。知りたい方は是非インスタの@stkgz_official@noppo_stkgzをフォローしてチェックしてみてください。

 
   

NOPPO

ダンスパフォーマンスグループ s**t kingz(シットキングズ)に所属。坂本冬美と紅白共演を果たしたダンサー菅原小春とオーディオブランド「BOSE」のWeb CMにて共演。末吉秀太(AAA)ソロイベント「S」にてステージ演出・振付を担当。

最近では、俳優としてドラマ出演やイラストレーターとして作品を出展するなど多方面に活動を広げている。

@noppo_asobi

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Artist Program -#06 SPENDER-

様々なアーティストをフックアップし、フリークス ストア独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第6回目は人生、無駄だと思っている事にも、きっと何か意味がある。無駄だと思うことも楽しくするのが、人生を楽しむ秘訣だと思う。そんな考えのもと制作活動に勤しむYosHieとYUKIによるユニット、SPENDERが登場。 ーコラボするにあたり、フリークス ストアにはどのようなイメージがありましたか?

やっぱりアメカジの印象が強いですね。幅広い年代に合わせられるデザインだったり、流行を取り入れながらも長く着れるアイテムが多いイメージだなと感じました。特に今季のBIG MAC別注オーバーオールはとても気になります!

ー今回のイラストのテーマやイメージはありますか?

「仲間」をテーマにSPENDERオリジナルキャラクター「BEER JUNKIE FROG」「MONSTER」「BOY」に今回新しく“GIRLちゃん”を加え、今までとはちょっと違う、遊び心も取り入れて描きました。

自分達だけじゃ考えられなかったことも担当者さんと何度も連絡を取り合い、新しいSPENDERを発見しつつ、とても思い入れのある形になりました。今回コラボするにあたり、細々と二人でやっていたオリジナルブランドをInstagramから見つけていただいて、とても感謝しています!

SPENDER×FREAK’S STORE 別注 バックプリント ロングスリーブTEE   ー様々なアイディアはどこから生まれますか?

SPENDERは二人チームでやっているのですが、イラストはYosHieがメインで描いています。なので、相方のYUKIが描いたラフ画を元にYosHieが描き下ろしたり、YosHieのイメージをそのまま描き下ろしたり、色々なパターンがあります。基本は”今”描きたいものを描く事が多く、頭にふと浮かんでくるイメージをそのまま描いています。

SPENDER×FREAK’S STORE 別注 バックプリントプルオーバーパーカー   ー作品を制作する際、特に気をつけていることなどはありますか?

YosHie個人の活動としては、普段はグループ展に出すテーマをイメージして描いたり、似顔絵やLINEスタンプで販売しているようなゆるいイラストを描いているのですが、SPENDERでは個人の活動と作風を変えています。

SPENDERの絵はスケーターの相方の影響でストリートアート等からインスピレーションを受ける事が多いです。初期の頃は「SCREAMING HAND」ならぬ「SCREAMING FROG」とか描いていました。(笑)

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

YUKI:最近と言うか、結構前からなんですが、クラフトビールにハマってますね。以前は友達が働いているクラフトビール屋さんによく行っていたんですが、このご時世飲みに行く機会が減って寂しいです。ビール好きと言うこともあって、今回もYosHieにビールをテーマに一つイラストを描いてもらいました。(笑)

YosHie:可愛い、シュール、ちょいキモイものが好きで、キューライスさんワールドや猫動画にハマっています。あ、最近買ったSwitchであつ森に毎日ログインしてマイデザインなど楽しんでいます…

ーこの自粛期間を過ごす中で、何か変化などありましたか?

YUKI:今までは外で遊ぶ事が多かったのですが、出歩く事が少なくなっちゃいましたね。10年振り位にゲームも買っちゃいました。早く元の生活に戻りたいですね。

YosHie:普段は別の仕事をしながら、合間にイラストを描くんですが、在宅ワークになり通勤時間がなくなったことでイラストを描く時間が以前より増えました。

この状況下にも関わらず、今年は渋谷のBoji Hair+galleryでグループ展に参加したりできました。ただ、もともと家にいる時間(ほぼだらだらしたりゲームしたり寝ている)が好きなタイプなので、こんな時期だからと言って以前と特に変わらないですね。(笑)

ー今後どんな活動をしていく予定ですか?

今年もあと少しで終わってしまいますが、SPENDERオリジナル商品ラインナップ拡充、LINEスタンプなど増やしていければと思っています。また今回のFREAK’S STOREさんとのコラボをきっかけに、もっと沢山の方にブランドを知って貰えるよう頑張ります!

SPENDERと併せてATELIE YosHieも誠意活動中なので、どうぞ宜しくお願いします!  

SPENDER

人生、無駄だと思っている事にも、きっと何か意味がある。

無駄だと思うことも楽しくするのが、人生を楽しむ秘訣だと思う。

そんな事を考えながら物作りしています。

@spender_flog

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SOLIDでいられること。金尾玲生とこれからの未来。

「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」への出演を機に、プロサーファーの枠に収まりきらないマルチな活躍をしている金尾玲生氏のライフスタイルを表現したユニセックスブランド<SOLID>と<FREAK’S STORE>のコラボレーションコレクションが登場。自身の思いとこれからについて聞いてみた。 別注REO’S バケットハット ¥4,800+tax/SOLID×FREAK’S STORE

どこのジャンルにも属さないカッコよさを表現。

ーご自身のブランドSOLIDとFREAK’S STOREが今回コラボレーションしたわけですが、SOLIDで表現したいことはどのようなことなのでしょうか? SOLIDを着ていただける方にSOLIDでいてもらえるように、そう思ってモノづくりをしています。どこのジャンルにも属さないカッコよさを表現したいですね。 別注REO’S Tee ¥4,800+tax/SOLID×FREAK’S STORE ーREO’S KITCHENのユニフォームをテーマに創り上げた本コレクションですが、SNSの#reoskitchenでよく作る得意料理、挑戦したい料理はありますか? 普段作るというか得意料理は煮込み系で、スペアリブが一番得意料理です。最近は試合に向けて、タンパク質を多めに取れる料理を作ることが多いですね。 別注REO’S エコバック ¥2,500+tax/SOLID×FREAK’S STORE

自分は自分らしく、さらにスタイルを磨いていきたい。

ー対面でのコミュニケーションが減ったり、様々な規制があったりと不安定な世の中ですが、ファッションやアパレルショップの今後についてどのように考えていますか? このご時世だからこそファッションについてより考えたり、大事にして欲しいな。リモートワークで家にいてもお洒落を楽しむというマインドは忘れないでいてもらえたらいいなと。 ーご自身としてはプロとして、プライベートの面、両方について今後どんな活動をしていきたいと思っていますか? そうですね、自分は自分らしくさらにスタイル磨きに徹したいと思っています。 ーサーフィン、自然との向き合い方で特に気をつけていることなどはありますか? 自分にとってのサーフィンとは生きている限り続けていくライフワークで、その上で必要なのは海。その中で環境破壊が進む世の中なので、自然を守り、自分の活動を広めていきたいですね。 ー最後にプロサーファーとしての今後の意気込みをお願いします。 サーフィンのスタイルも様々。どんな人が見てもかっこいいと言われるようなサーフィンをして、プロサーファーでこんな色んな事もしてるんだと感じてもらえることが一番ですね。  
  金尾玲生 サーファー・サーフボードデザイナー。 1992年6月24日 神奈川県茅ヶ崎市生まれ、血液型 A型。    
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-たまに裏切られるし繊細で無意識な“K A N K A K U”- ドローイングアーティストSUGI

以前、FREAK’S STOREが開催したイベントにてライブペインティングも行ったドローイングアーティスト SUGIによる個展が東京、福岡で開催される。2020年初となる巡回展のテーマには、 “まず、つべこべ言わずシンプルな感覚を大切に。” というメッセージが込められている、と本人は語る。 昨日と今日では全く違う感覚になっている事があって、”そんな時もあるか”と自分を認めた時、気が楽になった出来事がありました。まず、つべこべ言わずシンプルな感覚を大切に。たとえ裏切られても、認められる器を持ち合わせています様に。 信じられない出来事が怒涛の様に過ぎていって、不安と悲しみに暮れていても描く手は止められず、自分にとって絵を描くと言う表現方法は楽しみであり、コミュニケーションツールなのだと。自粛期間中にそう再認識し生まれた作品たちをぜひその目で確認してみてはいかがでしょうか。  

巡回展「K A N K A K U」

■東京 会期:9月3日(木)〜9月6日(日) 場所:JOINT GALLERY 住所:東京都渋谷区神宮前3丁目25-18 THE SHERE 104 営業時間:12:00-20:00 ギャラリー公式HP ギャラリーInstagram ■福岡 会期:9月25日(金)〜10月2日(金) 場所:PARK STUDIO 住所:福岡県中央区警固1-3-7 1F 営業時間:12:00-19:00 ギャラリー公式HP ギャラリーInstagram ※ウィルス対策のため、入店前のアルコール除菌や検温など万全な体制でお待ちしておりますので是非、ご来場くださいませ。 SUGI 1990年三重県生まれ。ドローイングアーティスト。これまでにG-SHOCKやRenault(ルノー)の広告、MASATO, Minnesotah(KANDYTOWN)、MARTER(JAZZY SPORT)、illmore(Chilly Source)のジャケット、アパレルとのコラボレーションにライブペイントなど枠に囚われない様々なアート表現を展開。その自由・大胆かつ詩的な描写が脳を駆け巡るイラストレーションは、若者を中心に老若男女、ジャンル問わず各方面から注目を集めている。 SUGI Instagram
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あなたを熱狂させた5曲 “Music Freak File” -w.o.d.-

音楽好きであれば、きっとその入り口となった1曲や、転機になった1曲を持っているもの。 例えば、「無人島に持っていくなら?」とか「結婚式で流したい曲は?」などといった話をしたことがある人も多いのでは? 演奏者である音楽アーティストだって最初は一人の音楽ファン。同じようにそんな話をしているはず。 第三回は、次世代のグランジスター!ワルガキスリーピースバンドw.o.d.(ダブリューオーディー)が登場。  
呂布カルマ 大学生の頃、唯一遊んでいた親友に「変なラッパーがいる」と教えてもらった。初めは、柄シャツとオールバックに吊り上がった眉、という見た目が特徴的すぎて、面白がってバカにしていた。が、この曲を聴いて震えた。シンプルな言葉なのに印象深いフレーズ。あと不穏な空気。ロックに憧れたはずが、まさかヒップホップで日本語詞の格好良さに気付くとは。その後は彼の曲やフリースタイルのラップバトルをYoutubeで調べて観まくった。この曲とラッパーを知った日、「ひたすらに蒼かったあの夏が冷えた」。
Foals 「踊れるロック」と言われる曲。そんなものを俺は心から嫌悪していた。安い四つ打ちに安いキャッチコピーを乗せるのはやめてくれ、最悪や、なんて思っていた。そんなときにfoalsのこの曲に出会った。踊れる。これか、と思った。心臓の底から静かに奮い立つような高揚感と、煽りに煽ってあざといくらいに爆音を鳴らすサビ。その下でずっと刻まれ続けるビートに、身体を揺らさずにはいられない。プリミティブな音やフレーズが、動物としての本能を掻き立てるのかも知れない。友人たちとライブに行ったときは、後ろで静かに観るつもりが気づけば最前にいた。ただただ楽しかった。
BUMP OF CHICKEN BUMP OF CHICKENは俺のヒーローで、小学6年生の頃からもうずっと好きでいる。ギターもベースもコピーしまくった。「ダイヤモンド」はシンプルでストレートなロックに乗せて信念について歌った曲で、恥ずかしいくらいに誠実で無骨。でもだからこそ、捻くれた10代の自分にまっすぐ刺さったのだと思う。毎日この曲を聴いて、自分にとって大切なものは何かと問い続けた。今でもずっと問い続けている。自分の信念を見失わないように。
Atoms For Peace 最初はRadioheadのThom YorkeとRed Hot Chili PeppersのFleaが一緒にやるというので飛びついて聴きだした。Thomは割とそのままだが、Fleaのスラップは鳴りを潜めていて驚いた。繰り返しループしながら徐々に移ろうビートに、リズムに溺れる心地よさを覚えた。大学に通い出すも居場所がなんか無かった俺は、この曲をイヤホンで爆音で流しながらひとり浮浪し、やがて大学にすら行かなくなり見知らぬ街を徘徊した。どこで聴いてもいい音楽は心を癒してくれた。w.o.d.のベース、Kenも一緒に来日ライブを観に行ったことがあるが、あのハチャメチャなFleaがほぼ動かずに弾いていた。演奏はもちろん良かった。客席にはThom Yorkeのコスプレみたいな人が沢山いたので笑った。
Nirvana Nirvanaにどハマりして俺の人生は完全に狂った。爆音でグランジを聴きあさり、近所迷惑どころじゃない音量でギターをかき鳴らすようになった(ごめんなさい)。終いにはこの曲のカバーをして「俺を犯してくれ、友よ(和訳)」なんてライブで叫ぶ始末。何がどうなってんねん。それもこれも、Kurt Cobainの叫びのせい。怒りも、悩みも、苦しみも、自己嫌悪も、諦めも、絶望も全部、彼が音に乗せて叫べば、俺にとっては特別なものになった。彼のようになりたいと思うわけではないけれど、俺の叫びや歌が誰かにとって特別なものになればいいなと思う。  

  熱狂した曲、ということで選んだせいか、文章も幾分アツくなってしまいました。お恥ずかしい。 初めは、「熱中」でなく「熱狂」なので難しいなあと思っていましたが、よくよく思い出してみると、日々いろんな音楽に熱狂させられていました。音楽を聴いている間は日常の憂鬱を忘れ、自分が最強な気分になったりしました。 挙げた5曲は、そんな数多ある音楽の中の一部です。また、w.o.d.が作る音楽の一部にもなっています。 w.o.d.の作る音楽が誰かを熱狂させて、なにかその人の考えや生き方に影響を与えられたら、あるいは癒しを与えられたら、凄いことだなと思います。  
w.o.d. あらゆるオーディションで賞を総なめにしてきたw.o.d.。2018年に、1stアルバム『Web-bing Off Duckling』を発売以降、圧倒的なライブパフォーマンスとその音楽センスがジワジワと口コミで広がり続け、各地にw.o.d.中毒者続出中。これまで開催した自主企画イベントは、各地チケットSOLD OUT。VIVALA ROCKや、サタニックカーニバル、RUSH BALL、RADIO CRAZY等の大型フェスからもオファーがあり、今一番ライブが観たいバンドとして、ジャンルを問わずあらゆるバンドマン・関係者からも注目を浴びている。 http://www.wodband.com/   8/7(金) Degital Release「楽園」 各種DLサイト&サブスクリプションサービスにて配信スタート
 
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THE NOVEMBERS『At The Beginning』新たな始まりに、願いを込めて。

THE NOVEMBERSが、通算8枚目となるニューアルバム『At The Beginning』を5月にリリースを果たした。前作『ANGEL』より、約1年。今作では、メンバーが尊敬の意を捧げるyukihiro(L’Arc-en-Ciel/ACID ANDROID)がシーケンスサウンドデザイン・マニュピレーターとして全面的に制作に参加。よって彼らのサウンドはさらにアップデートされ、新たなスケール感を描き我々の元にやってきた。変化を遂げた我々の生活やマインドにどう響いていくのか。新しい未来へ向け、このアルバムが我々の背中を押してくれることは間違いない。  

 

自分たちでは絶対に辿りつけない作品を作ることができるのではないかと、そんな信頼感があった

今作をどのような内容にしていこうと思い、制作をスタートされましたか?

小林祐介 昨年、『ANGELS』というアルバムを出したんですけど、アルバムを出した後に、『ANGELS』の世界感を拡張したライヴを1111日にやったんですね。そのときに、自分たちが試したことがいろいろとあって、その要素を次の作品に持ち込みたいなというシンプルな流れがあったんです。ライヴでは、『AKIRA』の「金田のテーマ」をカバーしてみたり、自分たちの曲とマッシュアップしたりしたんですけど、そこで得たライヴでの、フィジカルなお客さんと自分たちとのコミュニケーションや、グルーヴみたいなものがすごく良かったんです。それをきちんと作品に反映させて、より身体が乗れるといったら雑な言い方になってしまうかもしれないんですけど、自分たちがこれまでに試したことのないようなプリミティヴな、肉体的なリズムみたいなものをしっかり形に残していきたいと。それを形にしようということで制作を、昨年の12月にスタートさせたんです。

リズムとは、どのようなタイプのものだったのでしょうか?

小林 自分たちがそれまでやってきたリズムパターンなどのスタイルは、パターン化していたなと思えるようになってきて、『AKIRA』の「金田のテーマ」で実践したリズムというのが、いわゆる4つ打ちだったんですけど、それを機能的にどっかんどっかん鳴るということを実体験してみて、それが思いのほか楽しかった。少なくともあのライブ体験は僕にとっては初めてのことだったし、新鮮な驚きや喜びがあったので、知的好奇心的にチェレンジしてみようと。

今回、yukihiroL’Arc-en-CielACID ANDROID)をシーケンスサウンドデザイン・マニュピレーターとして迎えましたが、実際に一緒に制作されてみていかがでしたか? 

小林 僕は元からL’Arc-en-Cielのファンなので、いつかyukihiroさんとコラボがしてみたいなという希望はあったんですが、制作当初から依頼しようと思っていたわけではないんです。今作でそれをやろうと思ったのは、制作期間が折り返し地点くらいのタイミングでした。曲がだいたい揃ってきて、でも日々サウンドのアイデアが変わっていくような状況だった中、そのまま進めば前作の『ANGELS』をより拡張した形にはなるんですけど、良くも悪くもパート2になってしまうのではという感じがしたんです。そこで、yukihiroさんが自分たちの作品に力を貸してくれる可能性があることを聞きまして。自分たちの中では願ってもいないチャンスだったし、何よりチャレンジしてみたいという願いもあったのでご依頼しました。

今作に関しては、もう1人の強力なメンバーというか。

小林 yukihiroさんは、インダストリアルロックだったり、テクノだったり、ニューウェイヴだったりにとても造詣が深いんです。それらの音楽のスタイルをきちんとアナライズして、出力して、吟味して、検証して、練り上げていくというプロセスを丁寧に、慎重に踏む方なんですけど、僕はまだまだ本歌を理解できていないことに気づきましたね。yukihiroさんは、その当時の本物を聴いて育った世代の人だし、何よりも彼の知識量だったり、彼のスタジオにある本物の機材の存在を僕は知っていたので、一緒に制作したら自分たちでは絶対に辿りつけない作品を作ることができるのではないかと思いました。そんな信頼感があったので、思いきり委ねることができました。

アルバムタイトルについては、自分の中で日々更新されていく時期が続いた

実際にこれまでの自分たちの音は、どのように変化したと思いますか?

小林 良くなりました。いつもと違う手間暇をかけて作ったことで、僕たちの心持ちや、音に向き合う姿勢が変わってくる。今僕らがやっていることは、いいことなんだという空気を大切にして作品を完成させたし、そのプロセスを信じきって行き着いたという。精神的にも正しいことをした感じがあるんですよ。一緒に作った音楽だと思えたことが、何よりもすごく嬉しいんです。幸せでしたね。いいものができて良かった。

制作過程で、思い出深いエピソードはありますか?

小林 自分が曲を作るときのプログラミングだとか、いわゆる制作全般の手の動かし方だとか、すごく雑だったとことを思い知りました(笑)。yukihiroさんに素材を渡して、yukihiroさんの家にあるシンセサイザーで音を出力して、それを録音していくという順番なんですけど、ちょっとした些細なことを本当に極限まで1ミリの狂いもなく、一音一音やっていく。yukihiroさんの音への向き合い方が、自分とはまったく姿勢が違うと。僕は手早くぱっぱと効率よく、省エネ化できれば楽だなと思っていたんですけど、yukihiroさんは音にとにかく向き合って、正しいことをすることを大事にしている。それを見て背筋が伸びたというか、神聖なものに触っているというか。なので、音に向かう姿勢を学びましたね。

アルバムタイトルですが、実は最初は『At The  Beginning』ではなく、『消失点」だったとお聞きしました。なぜ、このタイトルになったのですか?

小林 最初は『消失点』は仮のタイトルで、ツアータイトルだったんですけど、yukihiroさんに携わってもらってから、自分の中で日々更新されていく時期が続いて、作品作りが後半になった3月半ばくらいに、なんかタイトル名が違う気がすると感じ始めたんです。もともと今回1曲目に入っている「Rainbow」を1番最後に持ってきて、「このアルバムはポジティヴなものです、ここから始まります」と僕らが宣言した上で何かを感じてもらえたらいいなと思っていたんですけど、世の中の状況が変わったり、自分たちの音楽がアップデートされていった中で、「いや、もうとっくに始まっている」ということを前提に作品を練り直したいという感じになったんです。収録曲に関しては変わらないんですが、歌詞が少し変わったり、楽曲のアレンジやサウンドデザイン、それと曲順だったり。自分の中でつじつまが合う形を唯一見つけられたのがこの形で、『At The Beginning』というタイトルをつけたことで、腑に落ちた感じです。

大切なことは「私の幸福」と、「私たちの幸福」の間を行き来すること

この数カ月、世間の状況も刻々と変化していた時期だったと思います。この時期にアルバムをリリースすることに関してどう思いますか?

小林 みんなが大変な時期なので、作品に対する自信はあっても大手を振って自分たちの作品を「お店に行って買ってください」とは言えない。今までお小遣いをもらえていたような子たちが、もしかしたらもらえていないかもしれないし、お店に行くリスクや、CDを買うという行為が、彼らの時間とお金を頂戴するということにも繋がるので、そこに対して責任をいつも以上に感じます。だけど、このアルバムに少しでも価値を感じたら、立ち寄ってみようという感覚で聴いて欲しいとは思いました。

メンバーの方たちとは自粛期間中、どんな話をされましたか?

小林 ミーティングをしながら雑談をしたり、みんな大変だから耐えなくちゃいけないときだなとか、大雑把な言い方になってしまいますが、そんな話をしていました。今、このバランスで無理やり体を捻じ曲げてでもどうにかしようとすることが、関係性や信頼性など、いろいろなことの調和を乱し兼ねない。それは、多くの人たちが痛感していることだと思うんですよ。今は、自分たちだけがどうにかなればいい、というマインドを捨てることから始めないといけなくて。1人勝ちをすることは長期的に見たら、信頼や信用を落としていくだけだろうと思うんです。だからまずは社会の一員として、みんなで良くなっていくにはどうしていけばいいんだろうっていう、建前的なことを再定義したり、大切にするタイミングなのではと。大切なことは「私の幸福」と、「私たちの幸福」の間を行き来することだと思うんですよ。で、その「私”たち”」というのは、誰のことを言うのか再定義の時期だったと思うんですね。

「私たち」ですか。

小林 「私たち」というのは、理想論で言えばなるべく大きい方がいいわけなんです。例えばこの植物はそれぞれ違うけど、葉っぱというところで見ると一緒っていう。そのイコールの概念を、せっかく人間に生まれてきたんだから全体主義とは別のやり方で、「私たち」「仲間である」、といった建前みたいなことを、言葉の外側、いわゆる社会システムの外側で、もう一度みんなが暗黙のうちに見直さないといけない。道徳観を見つめ直すということですね。今の差別問題とかもまさにそうだと思うんですけど、これまでの歴史は百も承知で、憎悪が個人対個人なのかと言えば、そうではなくて、そうならざるを得なかった社会構造をきちんと受け止めて反省しなくてはならない。だから、「世の中全てやり直し、右も左もやり直し」って、村八分のチャー坊の言葉があるんですけど、本当にそうだなって。やり直し。

僕らが生きている現実は、ありのままの現実ではなくて、社会現実

新型コロナウィルス自粛期間を過ごしてみて、何か自身に変化はありましたか?

小林 家にいなくてはいけない時間が多かったので、人との関わり方を思い返したり、何よりも勉強を改めてするいい機会になったので、いろいろ本を読んだり、考えごとをすることが多くなりました。

本はどんな本を読んでいたんですか?

小林 もともと読んでいた本をより深く追っていく感じだったんですけど、例えば老子とか、荘子とかの東洋思想だったり。あとはマイケル・サンデルの「これからの『正義』の話をしよう」を読み返してみたり、現代音楽家の武満徹さんの対話集を追いかけてみたり、マルセル・デュシャンなどのシュルレアリストの対話集を改めて読み返してみたりだとか。あとは短歌とか、詩だとか。自分の作詞に活かすことができそうな知識や、社会活動をしていくに当たって前提となるような歴史観などを勉強しながら、でもこれを本当という人と、そうじゃない人がいるから、どうしようとか。知れば知るほど、簡単に言えることが少なくなっていく現実はなんなんだろうとか考えたり。

東洋思想にも興味があるのでようですね。

小林 「一は全、全は一」的な話で、「私とそれ以外」が世界にはあるとして、それらは互いに転換可能と考えて、自分と世界を行き来することができる、柔らかい人間になるということなんですけど。稲穂や牛を見て“あれは未来の私の一部”と考えたり、近所に生えてる植物を見て“過去の自分の一部”と考えたりする。マクロな視点で見たら、それが紛れもない事実でも、普段はそんなこと考えないですよね?僕らは社会現実を生きているから。別の話をすると、例えば僕が、綺麗に消毒をした自分の手に唾を吐いて、それを自分の口の中に戻すことができるかというと、なんだか嫌だなと思ってしまうんです。さっきまで自分の口の中に何の抵抗もなくあったのにも関わらず、です。なぜ手のひらの唾を汚いと思うのか。それって論理ではなく、僕の感情や気分、社会の慣例や慣習からくる設定なんですよね。だから僕らが生きている現実は、ありのままの現実ではなくて、社会現実。社会が決めた概念という現実の中で生きているから、どんな論理で説明されたとしても無理なことがある。なので「一は全」と言うと、他者を受け入れたり、自分の外にあるものをどう捉えるかという話にもなってくるんです。違う概念で生きているということは、そういうことなんで。何にせよ、再定義のタイミングです。

最後にメッセージをいただけますでしょうか。

小林 お互い、1日1日良い時間を過ごして、またいつか、いい未来で、いい顔で会いましょう。

 


 

THE NOVEMBERS『At The Beginning』

MERZ/リリース中

 

THE NOVEMBERS OFFICIAL SITE

Text_Kana Yoshioka

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「わたしがいま本当に着たいもの」を。Freadaディレクター 小笠原希帆

FREAK’S STORE店舗スタッフ、プレスを経て2017年春からFreadaをスタート。「わたしがいま本当に着たいもの」を作ることを大切にし、古着のリメイクや民族衣装のようなエスニックアイテムを中心に展開している。ブランドディレクター 小笠原は、いったいどのような思いを込めて発信しているのか聞いてみた。

アイデンティティとして古着のエッセンスを残していきたい。

ーまず、どのような経緯でFreadaを始めるに至ったのでしょうか? 2017年頃当時、FREAK’S STOREに長く通ってくださっていたお客様が、年齢やライフステージの変化とともに、FREAK’S STOREから足が遠のいてしまうことが増えました。そういったお客様に再度お店に来ていただくにはどうしたら良いのか、議論によくあがっていました。 ーFREAK’S STOREが次のステージへと進む第一歩であったと。 それに加えて、FREAK’S STOREでは古着の扱いが年々減る一方(FREAK’S STOREはもともと古着屋さんでした)、アイデンティティとして古着のエッセンスを残していきたい声も社内に多くあって。その二つを担うという意味でFreadaが始まりました。 ーフリーダ・カーロをブランドアイコンとしたのはどのような理由からですか 1番大きいのは私がフリーダ・カーロを好きだったこと。彼女の描く絵や服装はもちろん、彼女の思想が好きで、彼女のような女の子が増えと欲しいという想いからブランド名にしました。また、FREAK’S STORE初のハウスブランドなので、あたまに「フリ」を付けることでFREAKS STORE本体ともリンクさせたいなと。

自己満足になりすぎないように。

ーブランドでこだわっている点や、ポリシーのようなものは? 自分が本当に着たいと思えるものしか作らない。トレンドを追いすぎない。その一方で、「あの人はこれを着るかな?」と仲良しの顧客様の顔を思い浮かべて、自己満足になりすぎないように気を付けています。 ーディレクターとして今後のブランド展開などはどう考えていますか? いつか単独出店したいです。それもどこかユニークでわくわくするような、仕掛けのあるお店が夢です。この供給過多のなか、それでも出店する意味があると感じられるタイミングで出店したいと思っています。 ーその他、いま伝えたいことはありますか? ブランドが始まって3年が経とうとしています。シーズンごとに苦労は絶えませんが、お客様にお会いして喜んでいただく瞬間はなにごとにも代え難く、毎回やる気がみなぎります。今は2021年冬シーズンの準備をしています。かなり自信があるのでぜひ楽しみにしてください。  

Freada Early summer collection ~ ステキ女子のおうちスタイル ~

   
Freada 2017年にスタートした、FREAK’S STOREのハウスブランド。メキシコの女性画家Frida Kahlo(フリーダ・カーロ)をブランドアイコンに、メキシコらしいビビッドな色合いや柄と、古着を原型としたミリタリー要素をミックスしたブランド。形はベーシックで生地にこだわったものが多く、「夏服」「冬服」のように気温で区切らず、着あわせによって長い時期着られるアイテムが多いのが特徴。 商品一覧はこちら
 
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アーティストの考える“STAY HOME”とその先にあるもの。vol.3

新型コロナウイルス拡大防止のために、今私たちができること。それが、「STAY HOME」。FREAK’S STORE ONLINEとの連動企画でお送りする第三回目。 コロナショックにより、真っ先に失われたライブの場。アーティストにとっても、ファンと空間やパフォーマンスを直接的に共有できる“ライブ”は、きっと特別なものであるはずです。音楽フェスやライブイベントを楽しむ行為そのものを奪われてしまった私達は、これまでライブの場で満たしていた感情を、この状況下でどのように代替していけるのかを考え始めています。 フィジカルなコミュニケーションを断たれた今、失われた交流のほんの少しの穴埋めとこれからの未来を模索するべく、4つの質問をアーティストへ投げかけました。  

塩入冬湖(FINLANDS)

ーアーティスト活動のスタイルに影響はありますか? スタジオに入る、ライブ活動は勿論控えていたレコーディングができなくなってしまったりと直接的な活動ができなくなってしまいました。   ー表現を続ける上でポジティブに捉えている側面はありますか? 家で出来る音楽活動や、家から届ける事の出来る音楽をより豊かなものにしようと試行錯誤しはじめた事は一つポジティブな側面だと思います。今まで考えた事がなっかた「自宅から直接音楽を発信する」という事をどれだけ納得いく形でやれるか考えるのは生のライブとはまた違うので学びが多いなあ。と思うのでこれは一つのきっかけですね。   ーこの状況が終息したらなにをしたいor行きたい場所はありますか? 自分たちの音楽活動の再開は勿論ですが、ふらっと時間が空いた時に友達のライブを見に行って、帰り道いい気分で家に帰ったりそんな事がしたいです。あとは日本中行ってみたかったところに一人旅したいです。   ー終息後に新たな活動などは考えていますか? 今まで通りの活動に戻るつもいでいますが、音楽業界自体に変化が生じていくような気もするので気付かぬうちに新しく取り入れはじめていく事もあるのかと思います。ただ直接対面してお届けできるライブという文化をこれからも大切にしていきたいと今回改めて感じたのでライブをできる環境、ライブハウスやイベントをより密にバンドマンも含め大切にしたいと思いまいした。  
FINLANDS 2013年結成。 精力的なライブ活動に加えこれまで様々なイベントやRSR、RIJF、CDJ、VIVA LA ROCK、RUSH BALL等の大型フェス、また全国大型サーキットライブへも出演している。 2015年に『ULTRA』『JET』と2枚のミニアルバム、2016年にはフルアルバム『PAPER』をリリース。 『JET』に収録の”さよならプロペラ”は北海道日本ハムファイターズのテレビCMに起用されるなどポピュラリティも併せ持つ。2017年7月5日、3rdミニアルバム『LOVE』をリリース。同月のタワーレコード”タワレコメン”とHMV”エイチオシ”をダブルで獲得。翌年の2018年7月、フルアルバム『BI』とコンスタントに作品をリリースしオリコン上位に食い込いる。『BI』リリースツアーのワンマンライブにおいて、渋谷クラブクアトロをはじめ、追加公演含め6会場すべてソールドアウトさせた。 2019年3月6日には、初となるEP『UTOPIA』をリリース。同年、『BI』リリースツアーファイナルの渋谷クラブクアトロでのライブ映像を収めたDVDを発売。DVDリリースツアーファイナルの恵比寿LIQUID ROOMもソールドアウトさせる。現在、正式メンバーはGt.Vo:塩入冬湖のみで、ギター、ベース、ドラムにサポートメンバーを迎え活動している。 Official Web Site: http://finlands.pepper.jp/
   

サイトウタクヤ(w.o.d.)

ーアーティスト活動のスタイルに影響はありますか? ライヴが多いバンドなので、ライヴができないのはつらい。今は地道に曲を作っている。   ー表現を続ける上でポジティブに捉えている側面はありますか? こういうときこそ、音楽はみんなの側に寄り添えるものだと思う。もちろんライヴハウスとか外で聴く音楽も素晴らしいけれど、俺は特に、部屋でひとりで音楽を聴いて、いろんな感動を貰ったので。素晴らしい音楽は、何度聴いても発見があり、何度でも感動をくれるものです。   ーこの状況が終息したらなにをしたいor行きたい場所はありますか? 缶ビールを買って、外に出て、友だちと喋りながら飲みたい。   ー終息後に新たな活動などは考えていますか? みんなでスタジオに入ってレコーディングして、音源を出す。とにかくライヴをする。いろんなとこに行って、いろんな人に会って、いろいろ感じて、また曲を作ります。  
w.o.d. 次世代のグランジスター登場!ワルガキスリーピースバンドw.o.d.(ダブリューオーディー)。 あらゆるオーディションで賞を総なめにしてきたw.o.d.。2018年に、1stアルバム『Web-bing Off Duckling』を発売以降、圧倒的なライブパフォーマンスとその音楽センスがジワジワと口コミで広がり続け、各地にw.o.d.中毒者続出中。これまで開催した自主企画イベントは、各地チケットSOLD OUT。VIVALA ROCKや、サタニックカーニバル、RUSH BALL、RADIO CRAZY等の大型フェスからもオファーがあり、今一番ライブが観たいバンドとして、ジャンルを問わずあらゆるバンドマン・関係者からも注目を浴びている。 Official Web Site: http://www.wodband.com/ Official Twitter: https://twitter.com/wodofficial7 Official Instagram: https://www.instagram.com/wodofficial7/
   

fox capture plan

ーアーティスト活動のスタイルに影響はありますか? カワイ:ライブをする機会がなくなりましたが、元々デモを自宅で作ってデータを送りあって、スタジオで合わせるスタイルだったので、デモ制作にはさほど影響はありませんが、レコーディングはストップ中ですね。でも自宅で出来ることはあると思ってます。 井上:ライブ活動は一切できなくなりましたが、それ以外への影響は、普段から制作も各々自宅で進めるスタイルなので、比較的少ないと思います。 岸本:割と休めるようになった反面、ライブがなくなったりフラストレーションが溜まる部分もありますが、今はじっと我慢のときと考えています。   ー表現を続ける上でポジティブに捉えている側面はありますか? カワイ:立ち止まったからこそ見えるモノがあって、ライブができない時間が無駄にならないようにしたいと思ってます。 井上:今この状況だからこそ時間をかけて生まれるものや出来る事は増えた気がするので、瞬時に対応していこうとも思ってます。 岸本:今まで時間がなくてできなかったことをインプットできてます。あと部屋が片付きました。   ーこの状況が終息したらなにをしたいor行きたい場所はありますか? カワイ:友達と飲みに行ってパーっとはしゃぎたいです。あとハワイ行きたいです。 井上:ライブ、そして気心が知れた仲間と飲みに行きたいです(笑)。人と直接面と向かって生まれるアイディアや偶然の出会いって必ずあると思うので。 岸本:実家帰ったり温泉行ったりしたいです。   ー終息後に新たな活動などは考えていますか? カワイ:中止になってしまった企画などをリブートさせたいし、この期間に充電してきたものをスパークさせたいです。 井上:終息後にスピードが落ちないように、目下色々企み中です。 岸本:実は新曲を沢山すでに録り終えてるのですが、今から事態終息に向けて更に新曲を仕込んでいこうと思います。  
fox capture plan “現代版ジャズ・ロック”をコンセプトとした情熱的かつクールで新感覚なピアノ・トリオ・サウンドを目指し、それぞれ違う個性を持つバンドで活動する3人が集まり2011年結成。過去6枚のフル・アルバムを発表し“CDショップ大賞 ジャズ部門賞”2度受賞、 “JAZZ JAPAN AWARD 2013アルバム・オブ・ザ・イヤー・ニュー・スター部門” “JAZZ JAPAN AWARD 2015アルバム・オブ・ザ・イヤー・ニュー・ジャズ部門” を獲得。 主なライブ活動として、2016年 “FUJI ROCK FESTIVAL’16” 、2017年 “SUMMER SONIC 2017”、 “東京ジャズ”は三年連続出演。更には2018年ブルーノート東京での単独2DAYS公演を果たす。その他、オーストラリア“Brisbane Festival”出演、韓国・台湾・そして3回目でスケールアップした中国ツアーを敢行するなど海外公演も積極的に行う。楽曲制作では、ドラマTBS “カルテット” 、フジテレビ系月9 “コンフィデンスマンJP”、関西テレビ“健康で文化的な最低限度の生活”、TVアニメ“青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない”など劇伴を多数担当し、その他CMやゲームなど多方面へ楽曲を提供。 Official Web Site: https://www.foxcaptureplan.com/ Official Twitter: https://twitter.com/foxcaptureplan Official Instagram: https://www.instagram.com/foxcaptureplan/ Official Facebook: https://www.facebook.com/foxcaptureplan/

 

三船雅也(ROTH BART BARON)

ーアーティスト活動のスタイルに影響はありますか? お客さんの前に実際立って演奏するということができなくなってしまいました、ただツアーとライブがない時はずっとスタジオに作曲とかクリエイティブ作業ばっかりしてるから実はあんまり変わってないですね。今回の騒動で自分がいかに引きこもっているかを身にしみて感じています。   ー表現を続ける上でポジティブに捉えている側面はありますか? こうやって人の生き方が強制的に変わってしまう時代の変わり目って何かが起きるんですよ、だからまずは自分の健康、周りの人たちの健康が大事だけど、こうなってしまった世界をただ慌てふためいて過ごすか、この危険の荒波をどうやって乗りこなしてやろうっていうある種の野心というか冒険心みたいなものを持ち続けられるか、アーティストだったら自分のクリエイティブに集中するとか、その物事の見方の差で人によって2年後、3年後大きな違いが出ると思います。   ーこの状況が終息したらなにをしたいor行きたい場所はありますか? 今は自分の写真のプロジェクトを進めています、それをZINか本にして発表したいなと考えてます。場所はとにかく海の向こう側、アイスランドの誰もいない道を車で走り回りたいです。   ー終息後に新たな活動などは考えていますか? 今新しい作品を作っています、この事態が収束するものなのかそうでないのかって言う見通しもなかなか難しいから、例えば、毎年この季節は部屋で過ごさなくちゃいけない世界が来るかもしれないし、そういった世界になっても音楽やアートって必要だと思うんです。家にいながら楽しめる新しいライブの方法であったり、作品の出し方であったり、変わりゆく時代の中で何かを見出したいなぁっていうのはあります。だからまだ答えは出てないんだけどそのアイデアを育てながら皆と一緒に今の時代にふさわしい作品を残していきたいです。だから楽しみにしてて欲しいなと。  
ROTH BART BARON

三船雅也 (vo/g)、中原鉄也 (dr) による東京を拠点に活動している2人組フォーク・ロック・バンド。2014年に1st AL『ロットバルトバロンの氷河期』をフィラデルフィアにて制作、以降カナダ・モントリオールや英・ロンドンにてアルバムを制作。2019年11月に4th AL『けものたちの名前』を発表し、< Music Magazine >ROCK部門第3位を始め多くの音楽メディアにて賞賛を得た。

またサマソニ、フジロックなど大型フェスにも出演。活動は日本国内のみならず US・ASIA にも及ぶ一方、独創的な活動内容と圧倒的なライブパフォーマンス、フォーク・ロックをルーツとした音楽性で世代を超え多くの音楽ファンを魅了している。2018年よりロットバルトバロン・コミュニティ”PALACE”を立ち上げ共にプラネタリウムでライブを開催するなど、独自のバンドマネージメントを展開。また2度目のノミネートに加え ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文主宰”APPLE VINEGAR MUSIC AWARD 2020″ にて大賞を受賞。

Official Web Site: https://twitter.com/ROTHBARTBARON Official Instagram: https://www.instagram.com/rothbartbaron/

 

羽島みき(神宿)

ーアーティスト活動のスタイルに影響はありますか? もちろんあります。私たちはステージで舁夫さん(ファンの方)とひとつになれる場所なので大切な場所がいまないこの状況はとても辛いです。私自身もステージに立つことが大好きなので立てない状況はなんだか心が空っぽです。   ー表現を続ける上でポジティブに捉えている側面はありますか? 今まで当たり前にステージに立って、特典会でファンの方とコミュニケーションを取っていたのでライブや特典会がないのはアイドルにとって大きいものでした。でも神宿の場合、YouTube、Twitter、Instagram他のSNSを使って別の形で舁夫さんとコミュニケーションをとっています。家の中でも活動できることをみつけ、舁夫さんたちの日頃の不安なキモチをできる限り私たちの活動で元気や笑顔を届けたいと強く思っています。   ーこの状況が終息したらなにをしたいor行きたい場所はありますか? ライブがしたいです。みんなに会いたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!   ー終息後に新たな活動などは考えていますか? 延期になってしまった公演を開催したり、会えない日がたくさん続いているので、今まで以上に地方のみなさんに会える活動をしていきたいです。ライブはもちろん、リリースイベントや大特典会など!またメンバーみんなで集まってYouTubeの企画等どんどん撮りたいと思ってます!  
神宿 2014年9月結成。原宿発の5人組アイドルユニット。UUUM所属。メンバーは一ノ瀬みか(赤)、 羽島めい(青)、羽島みき(黄)、塩見きら(緑)、小山ひな(ピンク)。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字 K=KAWAII(可愛い!) M=MAX(全力!)Y=YELL(応援!)D=DREAM(夢!)を届けるために原宿を拠点に活動している。 Official Web Site: https://kmyd.targma.jp/ Official Twitter: https://twitter.com/kamiyado090

 
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